Apple Musicを店舗で流しても大丈夫?
結論から言うと、店舗での利用はおすすめできません。
「Apple Musicに毎月課金しているから大丈夫」
「iTunesで購入した曲だから自由に使える」
「iPhoneから流しているだけ」
実は、こうした利用方法には注意が必要です。
Apple Musicは非常に便利なサービスですが、個人で音楽を楽しむことを前提として提供されています。
この記事では、Apple MusicやiTunesで購入した楽曲を店舗で利用できるのか、利用規約や著作権の観点からわかりやすく解説します。
こんな利用方法をしていませんか?
店舗では以下のような使い方を見かけます。
カフェでiPhoneからプレイリストを流す 美容室でApple Musicのステーションを流す 飲食店でHomePodやBluetoothスピーカーに繋いで流す 待合室でリラックス系のプレイリストを流す
しかし、これらもApple Musicを不特定多数のお客様に向けて利用している状態と考えられるため注意が必要です。
Apple Musicの有料プランなら大丈夫?
これもよくある誤解です。
Apple Musicの個人プランやファミリープランは、
- 1億曲以上が聴き放題になる
- 広告なしで再生できる
- オフライン再生ができる
ためのサービスです。
つまり、
「個人で音楽を楽しむためのプラン」
であって、
「店舗利用ライセンス」
ではありません。
ファミリープランで家族6人まで使える場合でも、それはあくまで家庭内での利用を想定したものです。
そのため、
有料プランに加入しているから店舗利用が認められるというわけではありません。
Apple公式規約では店舗利用について何と書かれている?
実はAppleメディアサービス利用規約には、店舗利用を考えるうえで重要な記載があります。
Appleでは、
お客様は、個人的、非商用目的での使用に限って本サービスと本コンテンツを利用することができます
と定められています。
飲食店や美容室などの営業中に店内BGMとして再生する行為は、お店の営業に役立てる利用、つまり商用目的の利用と考えられるため注意が必要です。
iTunesで購入した曲なら大丈夫?
「サブスクではなく、お金を払って購入した曲なら自分のものでは?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、iTunes Storeで購入した楽曲も扱いは同じです。
楽曲の購入はあくまで、
「個人で聴く権利」
を購入したものであり、
「店舗で流す権利」
まで購入したわけではありません。
CDを購入しても店舗で自由に流せないのと同じ考え方です。
そのため、購入した楽曲であっても店舗BGMとしての利用は想定されていません。
USENも店舗利用はNGと解説
実際にUSENも、個人向け音楽サービスを店舗利用できないサービスとして紹介しており、その中には、
Spotify Apple Music Amazon Music YouTube Music
が含まれています。
店舗向けBGMサービスを提供する事業者の間でも、Apple Musicの店舗利用は認められないという認識が共通しています。
JASRACに申請すればApple Musicを流せる?
結論から言うと、それだけでは解決しません。
なぜなら、
著作権
と
サービス利用規約
は別の問題だからです。
仮にJASRACへ著作権使用料の支払いを行ったとしても、Appleの利用規約上の問題が残る可能性があります。
そのため、
「JASRACに払ったからApple Musicを店舗で流せる」
とは言い切れません。
実際に店舗で音楽を流すなら?
安心して店舗BGMを流したい場合は、店舗利用を前提としたサービスを利用する方法があります。
例えば、
- Store Sound
- USEN
- OTORAKU
- モンスター・チャンネル
などです。
これらは店舗利用を前提として提供されているため、個人向け音楽サービスより安心して利用できます。
よくある質問
Apple Musicの有料プランなら店舗で使えますか?
Apple Musicは個人で音楽を楽しむためのサービスです。店舗利用を許可するライセンスではありません。
iTunesで購入した曲なら店舗で使えますか?
購入した楽曲も個人利用を前提としています。店舗BGMとしての利用は想定されていません。
ファミリープランなら店舗で使えますか?
ファミリープランは家庭内での利用を想定したプランです。店舗利用を前提としたものではありません。
店舗でBGMを流すにはどうすればいいですか?
店舗向けBGMサービスを利用する方法があります。著作権や利用条件を確認したうえで導入しましょう。
まとめ
Apple MusicやiTunesで購入した楽曲は便利ですが、店舗向けBGMサービスとして提供されているわけではありません。
実際にAppleの利用規約でも、サービスとコンテンツの利用は個人的・非商用目的に限ると定められています。
店舗で安心して音楽を流したい場合は、店舗利用を前提としたBGMサービスを利用することをおすすめします。
